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本の補修をしよう!

本の補修の目的について

図書館での補修の目的は「もったいないから」です。ここで紹介されている補修方法は、あと数年使用するための方法です。
※長期保存資料の方法はまったく異なります。

本の補修をする副次的なメリット

本の補修をせず、そのままにすると、
ページが取れる→放置する→雑な扱いをする→さらにページが取れる
という悪循環が生まれます(割れ窓理論)。
とあるテーマパークでは些細な傷でも発見次第、一晩で補修してしまうそうです。これにより利用者のマナーも良くなり、従業員のやる気も維持するとのことです。
図書館や図書室の本もこまめに修理することで、子ども達も本を大切にするようになります。

補修が不可能なほど破損・汚損してしまった本の扱いについて

破損・汚損が激しい本については、できれば思い切って破棄することが望ましいです。
そのような本を子どもたちに使わせることにより「本=汚い」というイメージがつき、図書館・図書室のイメージも暗くなってしまいます。これは結果的に子どもの本離れにつながりかねません。

破損本の対応について

破損本の対応には次の3つの方法があります。

  1. 自分達で補修
  2. 専門業者に依頼
  3. 諦めて廃棄(買い替えを含む)
手間と費用とのバランスを考え、補修するものと廃棄するものを判断しましょう。

補修に必要な道具について

道具の写真

・接着透明フィルム
本のカバーかけだけでなく、補修用テープとしても利用可能。A3サイズがおすすめです。

・メンディングテープ
破れたページの補修に使います。

・糊
水糊タイプ。木工用ボンドでも大丈夫です。

・輪ゴム・山型クリップ
糊付けの後の保定に使用します。

・消しゴム・紙やすり
落書きを消したり、汚れを落としたりするのに使います。

・竹ひご・竹串
糊を狭い場所・細かい場所に塗るときに使用します。

ページが取れてしまった本の修理方法について

のりの写真

ページが取れてしまった本を補修します。
まず使うのが糊です。(水糊タイプなら他のものでも大丈夫です)

はけでのりを塗る写真

表紙との接合部に糊は少なめに、さっと付けるだけで大丈夫です。

張り合わせている写真

丁寧に貼り合わせます。他の部分に糊が付かないように注意してください。

山型クリップで本を押さえている写真

輪ゴムや山型クリップで一時的にとめて、完成です。

糸綴じの本の補修方法について

カバーと中身を切り離している写真

まずカバーと中身を切り離します。カッターと定規を使うと簡単です。

糸を切っている写真

飛び出している糸はハサミなどで切ってしまってください。

カッターで切り込みを入れる写真

断面にカッターなどで軽く切り込みを入れます。(糊のつきがよくなります)

表紙と接合部にのりを付けている写真
張り合わせている写真

表紙との接合部に糊を付けて張り合わせます。

輪ゴムで本を止めている写真

最後にメンディングテープなどを貼って補強すれば完成です。

破れてしまったページの補修方法について

接着透明フィルムで補強している写真

ページがこのように破れてしまった場合は、接着透明フィルムで補修します。

接着透明フィルムで補強している写真

最初に破れた箇所に合わせて接着透明フィルムを切っておきます。
定規を使って接着透明フィルムを貼っていきます。

背表紙の補修方法について

背表紙がこわれている本の写真

背表紙は下の画像のように手がかかり易いため、最も破損しやすい部分です。
棚に並んでいるときに目に付きやすい部分でもあるため、積極的に補修すると良いでしょう。

接着透明フィルムで補強している写真
接着透明フィルムで補強している写真

透明接着フィルムを適当な大きさに切り、破損部分をくるむように貼り付けます。

背表紙が完全に取れてしまっている場合は、補強のために厚紙等をはさんでから透明フィルムでくるみます。

Q&A

Q:補修道具(特に透明接着フィルムなど)はどこで手に入れられますか?
大きな文房具店などで購入できます。他にもネット通販でも購入することができます。
Q:子どもたちが本を借りていく時に、その本に破損が見つかってしまった場合はどうすればいいですか?
透明接着フィルムなどで補修可能な場合はその場で補修してしまうと良いです。
ページが取れているなど糊を使う必要がある場合は、糊で補修した後に輪ゴムで保定し、 「お家に帰ってから輪ゴムをはずして読んでね」と伝えてあげると良いです。
Q:透明接着フィルムやメンディングテープの代わりにセロファンテープを使用していいですか?
似ていますが、これらとセロファンテープは全く別物です。セロファンテープは短時間で劣化してしまうため、 本からはがれてしまうだけではなく、本に残った粘着剤やセロファンが激しく本を汚してしまいます。
セロファンテープには透明接着フィルムのような本を保護する力もありませんので、補修には使用しないでください。